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- 眼科卒業間近
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11月26日(月)8階眼科病棟(左目6日目、右目14日目、入院54日目)
昨日のターゲス結果。
143、188、156、195、188、279。
なんと見事な数字だすべ。600もあった血糖値が入院50日余で、こんたに安定したすよ。インスリンのおかげで、あきらめかけていた自分の体だったすばって、まだまだ再生できることが分かって、まだ生きていけるというか、まだ生きてやることがある、とか都合のいい希望が急速に浮かんできたす。
眼科部長先生が出張から戻ってきたので診察時にいろいろ聞いてみることにしたす。急に歪んで見えるようになった事、縦横罫の方眼をみるテストだと、部分的に摘んだように見える場所が5ヶ所くらいある事、片目だと船酔いみたいに気持ちがわるくなってくる事を聞いてみた。
答えは多分長い間放っていた糖尿病による神経系統異常によりもともと歪んでいたが、白内障等により視力が低下し見えにくかった。それが手術により視力が回復したため、歪みがよりよく見える様になったのでは。いずれにしても慣れるしかないということであった。
午後から造影剤を動脈に点滴しながら、網膜の状態を調べた。右目下部に浮腫が確認され、造影剤が漏れているのが見えたす。その箇所が方眼線を見たときに摘んだように見える箇所と一致したのす。レーザー治療で漏れをとめることになったすけど、手術直後でもあり、しばらく時間を置くことになったす。
原因が分かったとたん退院が決まった。なんか文句ばっかりいっているので出されたよう気がしたすけど、ようやく優しい桜田ちゃんのいる10階へ戻ることができることになったす。ベッドが空き次第移動するわけだすばって、気持ちはルンルン、いすなー。
さらに左の眼帯がとれ、晴れて両目で周りを見ることができたす。両目だと歪みは補正され、さほど曲がって見えない。すごいですねー。人間の体って二つあるものは、どっちかが悪くなると片方が助けてくれるんだすなー。まだまだ諦めるのは早すぎるす。
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new!
no.66
2008/10/18 Sat
- 自力でカロリー制限開始
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11月24日(土)8階眼科病棟(左目4日目、右目12日目、入院52日目)
朝食)ご飯(4.4)、イワシ缶・大根卸し(0.6)野菜ソテー(0.5)漬物、味噌汁(0.3)牛乳(1.7)計7.5単位
昼食)ご飯(4.4)、親子蒸し煮物(1)、揚げ豆腐なめこ(0.8)、フルーツ(0.5)牛乳(1.7)計8.4
夕食)ご飯(4.4)、八宝菜(1.3)、和え物(0.6)、煮昆布(0.2)フ、ルーツ(0.5)計7単位
朝から脂質が多そうなイワシの缶詰を食べる気がしねす。平らな四角のイワシ缶、好きだったけど酒っこのつまみでしか喰ったことなかったすな。3尾で100円だとすると、1尾付いているから30円、牛乳100円、その他100円とかに計算するとアバウト250円前後の材料費。3食で750円位かな。あれ、一日の食費は確か750円位だったから、あってる。これじゃ儲けがないな。どこで採算とれてるのかな?
食欲もないし、眼科病棟にはなじめないし、やっぱり10階に早く帰らなくちゃ。血糖コントロールのせいで退院がのびたら大変なので、自力で管理することにしたす。明日ターゲスだから、普通の1800kcalに合わせることにしよう。
11月25日(日)8階眼科病棟(左5日目、右13日目、入院53日目)
本日から意識して1800kcalに挑戦することにしたす。
朝食)ご飯(4)、ひじきの煮物(0.3)、ポーチドエッグ1)、フルーツ(0.5)、味噌汁(0.3)、牛乳(パス)計6.1単位(488kcal)
昼食)ご飯(4)、和風ハンバーグ(1)、レタスと若布の酢の物(0.2)、ふりかけ、牛乳(1.7)計6.9単位(552kcal)
夕食)ご飯(4)、マリネ(0.8)、そぼろ煮(1)、2色お浸し(0)、フルーツ(0.5)計6.3単位(504kcal)一日計1544kcal。
あれ今までの食事は1600kcal用だったんだべか?ご飯の量で調節していたのかな。足りねすな。
まずご飯の量を一口残す。朝食の牛乳を飲まない。多少の狂いがあっても計算だと1800kcalに近くなると思う。血糖値は安定してきているが体重は63.7kgで殆ど変わりがねえすな。これは不思議だすな。ID用の腕輪はきつくなってきているから脂肪は増えているのに体重は増えていない。体のキレもない。動かすときにギシギシときしむような感じがしたす。
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no.65
2008/09/11 Thu
- 完全船酔い状態
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11月23日(金)8階眼科病棟(左目3日目、右目11日目、入院51日目)
相変わらず週末になってくると、とても体に配慮したレシピが出てくるす。ふん。
朝食、ご飯、納豆(1単位)蕗炒り煮(0.3)お浸し、味噌汁(0.3)牛乳(1.7)。今、ちょっと血糖が上がっているのでこれでいいけど、これだば納豆と玉子焼きと牛乳だけあれば優良食生活、おかず要らずとなるすな。つまらね。
向の山田さんが、食事のときのお膳の色がピンクとグリーンと分かれているのはなんでだべ、って聞くからそれは多分ピンクのお膳が腎臓食か糖尿系の患者さん用で、グリーンのお膳は普通食でねがな、って答えたすけど根拠はねす。だって10階の糖尿病棟のお膳は殆どピンクだったすから。
すると「あんたのお膳はどうして牛乳1本多くつくのか」これは10階でどうしても脂肪が付かなくて特別に増やしてもらったと説明したす。1回決まると良くなっても悪くても8階にきても、ちゃんと指示通りの単位数で配膳されているす。でも、他人のお膳までようく観察している人もいるんだすな。
片目で見ていると歪みがどんどんひどくなってきている。病室から見える廊下の手摺りも波打つどころじゃなくて動いて見える。もう黙って目をつぶって寝ていなくちゃ目眩がする。こりゃ完全に船酔い症候群だべ。
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no.64
2008/09/09 Tue
- 自然に良くなるすべ
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11月22日(木)8階眼科病棟(左目2日目、右目10日目、入院50日目)
朝、そっと眼帯を外して「左目はジョークであって欲しい」と開いてみると、やっぱり左の端っこに髪の毛みたいなものがぶら下がっているのす。糸状にもみえるので、もしかしたら手術のとき縫合に使った糸を忘れたんでねべか。不安が募ると右目も俄然調子がおかしくなってきたす。水平線がぐっちゃぐちゃになってしまったのす。
右目は透明なビー玉がいっぱい転がっていて、大きくみえたり縮んだりする部分があって、文字がフラッシュのような光線を浴びて動きまわる様な感じがするのす。日記の文字も書いている所から波打つように曲がって見える。これだば大変だ。なんだこりゃ。
若いおなご先生に聞いてみた。
左目の左側に見える糸状の物はなんだべ。
「それはね、硝子体の中に入れた薬が固まっているからで、自然に消えます。」手術前に言って欲しいす。
右目が急に波打つように見えるようになったのはなんでだべ?
「これは詳しく検査して原因を探さねばって、部長先生の判断によっては再手術ということも・・・」とのこと。怖えーべしゃー。
もう一つ小さい声で、
「入れるときスムーズだった尿道管だすばって、抜いた後、おしっこの度に飛び上がるほど痛くてたまらねばって、どうしたらいいべか?」
「これは自然に治るので、我慢するように」とのこと。自然にということは痛くねぐ、時間が経つということだべ。痛くて時間が経つのは自然と言わねすべ。
ま、早い話が、自然に時間が解決するということ。まさか自然に無くなるまで10年もかかるわけでねべな。
血糖値のコントロールが滅茶苦茶になってきたす。空腹時200以下であるべきなのに、291まで上がってしまうのす。手術の時の点滴とかが影響してるかも。
やっぱり物事は1回でうまくいかねすな。
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no.63
2008/09/08 Mon
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11月21日(水)8階眼科病棟(左目1日目、右目9日目、入院49日目)
朝の点眼の時、左目の眼帯を外して薄目を開けてみた。明るく輝いている日の光。右目と違ってピンクっぽい明るさに見える。とりあえず見えてよかった。
飛蚊症の黒い点が手術で除去出来たかどうか確かめて見た。んーん、少ないけどまだいるし、あれー!左側に髪の毛のような縦の線が見える。「なんだこりゃ」
朝の診察で、上向いて、右向いて、下、左と注意深く覗かれる時、「まだ黒い斑点が見えるし、髪の毛のようなものが垂れているー。」って言っていいもんだべか。先生が覗いて居るんだから見えているはずだし、もしかしたら目やにかなんかかも知れないし。
朝食は点滴が無くなるまで待つので2時間半遅れになった。当然インスリン投与は食直前にするすけど、昼食はあっという間にやってきて、またインスリン投与になったす。食直前の速効型インスリンは1〜2時間で効果が最高になると勉強したから、通常5時間後に打つなら穏やかなのに、食後2時間半でまた打ったら、効き目が重なる部分があるすべ。低血糖の心配が頭の中でモクモクと出てきたす。
食前の血糖値は164で昼食前は296まで上がってるから大丈夫かもしれねすけど、ジッとベットで具合の変化に気をつけていたす。知らなければなんも心配することねがったすばって、こんなことなら勉強しなけりゃよかった。
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no.62
2008/09/07 Sun
- 手術後
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5時頃に5番目の大林さんが帰ってきた。これでみんな手術が終わったので、あとは1週間以内で卒業となる。ほっとしながら軽い夕食の時間、ベッドで点滴の管とあっちの管をつけて頂いていると、これってエネルギーの摂取と排出を全自動でやっているんだな、って思って吹き出したす。
今日のメインイベントの経過を日記に書いていた時、気が付くとベッドの前にみたことのない小柄な女性があきれたような顔して立っていたのす。ようく考えたら、部長先生でした。術後の心配をして様子みにきたんだすな。いつも薄暗い診察室でバックライトでしか見たことがないので、こんなに小さい方とは思わなかったす。
「ダメでしょう。今日一日は目を休めてテレビも本もダメです。両目をじっと閉じて、早めに休んでください。」
やっぱりきつーい一発をいただいたす。
本日の日記片目につき、文字が波打って書きづらく、ぐちゃぐちゃになってしまった。
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no.61
2008/09/04 Thu
- 手術中
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手術30分前、若い方のおなご先生が病室に来て「ハーイパンツ脱いで」というか脱がされて「じゃ入れるすよ」。もう、何年もさわってもらったことがない息子をぎゅっと握られてするすると管を入れられたす。「気持ちよかったら教えてください」ではなくて「痛かったら・・・」でしたが、恐縮して尿道も短くなってたみたいで、すぐ貫通したみたいだす。痛くはなかったすから、もう少し頑張って入れられねように時間稼ぎすればいかったかな、なあんてね。
予定の時間が来たので元気に明るく「行って来るす。もし帰ってこないときは母ちゃんに“愛してた”としゃべってけれ」と病室の仲間を笑わして糖尿病性網膜症硝子体手術という初体験に向かったす。
まんず正確だすな。時間通りにまな板に載せられ、顔に目の所だけ開く布を被せられ、あっという間に麻酔を打たれたみたい。「さわっても痛くないからねー」って手で直接ぐりぐり回されているみたいな感じだったけど、開きっぱなしの目が急に真っ暗状態か、グレー状態かになって、針が横からスーと伸びてくるのがわかったす。実際はどういう色をしているのか分からねすけど、注射針のなかに濃い砂糖水みたいな高密度の液体が吸い込まれて行くのが見えたす。
マグロのカマ焼き料理で、目玉を割ってズーとすするあの旨い液体を思い出しているうちに、瞳のレンズも取り替えて、あと何をやったか分からないけど、順調に時間が経って手術は終わったみたい。
そういえば手術中に、部長先生がなんとかの医療器具がないから持ってきて、とアシスタントにきつく言う場面があったす。この先生は腕も天下一品だが口もきついことで有名で、
「これじゃなくてなんとかの方、早く!」
アシスタントが手間取っていたようだが、すぐ部長先生が
「あっ、ありました。私が悪いです。ごめんなさい」
耳はようく聞こえるから、いろいろ想像しながら聞いていたすけど、この会話から察すると、先生は結構真面目で優しい人なんだ、と感じたす。間違いは誰にでもあるけど、単なる強情張りは自分の失敗を認めないと言うか、謝らない人が多いけど。ちょこっと好きになったすな。
手術はこれで終わり。部屋に戻ると、かなり前に愛してた女房が心配するでもなく、別の患者とげらげら笑いながら雑談していたす。ふん。そんたもんだべか。
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no.60
2008/09/03 Wed
- 手術前
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11月20日(火)8階眼科病棟(右目8日目、入院48日目)
期待と不安をぐちゃぐちゃに混ぜたまんま寝ちゃったみたいだが、朝は規則正しくやってくるすな。起きたての朝の景色は素晴らしく見えたす。右目が1週間でかなり快復しているみたいだす。多少歪んで見えるけど、左がもっと良くなったらこれ以上快適な景色が拝めるだろう、と手術に賭けることにしたす。
手術日につきインスリンは朝3単位、昼無し、夜から通常通り、食事も昼絶食、夕食から通常通り。ところがこういう日に限って多目のメニューが出るもんだすな。ご飯(4.4単位)納豆(1)、茄子炒め(0.3)、魚缶(0.4)、漬物、味噌汁(0.3)ヨーグルト(1)、牛乳(1.7)。9単位を超えているし、インスリン量が通常より2単位少ないので、自分のおまけ牛乳を飲むのを控えたす。
何かを始める時って、食事が多すぎたり、甘い物来たり、誘惑が多過ぎねすか。こう言うときは我を抑えてまな板の鯉状態、指示通り「ハイハイ」と進めることにしたす。
執刀医の部長先生からの説明は、スイカぐらい大きな目の模型を割って、ここが角膜、ここが水晶体、ここが網膜、この白目のほとんどが硝子体で、透明なゼリー状の液体が詰まっています。ここに年齢的な原因とか網膜症による出血やレーザー治療のカスとかが浮遊してその陰が網膜に映って虫のように黒い斑点が見えるようになります、だと。
手術はこの硝子体の中の黒い濁りを取り除き、白内障も小さいけどあるので水晶体のレンズ交換と、網膜剥離の心配があるときは凝固する。全部処理するので安心していいとのこと。
どんな手術かというと、硝子体の中に非常に細い注射針みたいなものを刺して原因の部分を吸い取るらしい。風船みたいにパンパンに膨らんだところに針を刺したらパシュっと弾けてしまわねべか。こえーすなー。
もうここまで来たら好きなようにやって頂戴。きっと良くなる、うまくいく。山田さんだってうまくいったんだから、それに私は彼より若いし、視力だっていいし、片目は良くなったし、血糖コントロールもできているし、ケーキはもう食わないし、酒も45日も飲んでないし、タバコも吸っていないし・・・なんでも都合のいいことを比較して、心の準備をしたす。
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no.59
2008/09/02 Tue